伴侶動物コラム&体験談 インコと私|第一話:飛び去った思い出と、共に生きる選択 小桜インコではないが、インコを母が飼っていた記憶は強い。父が大きな木製の古い冷蔵庫を改造し、鳥小屋を作った。その中で、母は数十羽のインコを飼っていた。卵が生まれ、雛に孵り、母は毎日、割り箸の先を削った自作の餌やり棒で雛の口を開き、ふやかした餌を押し込んでいた。私はその横で、「ね〜!やらせて〜!」と駄々をこねていた。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談小桜インコ鳥類
伴侶動物コラム&体験談 文鳥と私|第一話:手乗りじゃなかった“文鳥” 文鳥との付き合いは、小学校のときからなので、長いというか、もはや腐れ縁だ。環境がよかったのか、悪かったのかそれはわからないが、私の行動範囲内に、自転車ですぐに行ける鳥と熱帯魚の店があった。そして、あの「ニワトリがソファーでテレビを見ている家」に住むお友達がいた。お友達はこのお店の常連で、ほぼ毎日通っていた。そんなある日、私もそのお店に遊びに行った。そして出会ったのが、「手に乗らない文鳥」だった。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談文鳥鳥類
伴侶動物コラム&体験談 熱帯魚と私|第一話:ニワトリの家で始まったグッピーライフ 熱帯魚との付き合いは長い。きっかけは、親戚のおじさんからもらった熱帯魚のセットだった。せっかくもらったものの、何を飼育しようか悩んでいたところ、あの「ソファーでテレビを見ているニワトリがいる家」の友達に相談した。すると、友達は満面の笑みで「グッドタイミング!増えたからもらって!」と言いながら、ビニール袋いっぱいのグッピーを私に渡してきた。こうして、私のグッピーライフは突然始まった。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談熱帯魚魚類
アローカナ アローカナと私|第一話:飛ぶニワトリと幸せの青い卵 ニワトリが飛ぶと初めて知ったのが、アローカナとの出会いだった。我が家のニワトリ小屋を開けると、そこには放牧場が広がっている。アローカナが来るまでは、1メートルほどの柵を設置し、隣の畑に入らないようにしていた。岡崎、名古屋、烏骨鶏彼らはニワトリらしく、飛べない。しかし、アローカナは違った。それを知ったのは、隣の畑のおばあさんの悲鳴だった。 2025.03.30 2025.05.11 アローカナ伴侶動物コラム&体験談家禽類(鶏)
伴侶動物コラム&体験談 烏骨鶏と私|第一話:白い羽の小さな茶色い卵 烏骨鶏と出会ってから10年が経ち、つい最近、その幕を下ろした。最後の烏骨鶏が死んだからだ。特に悲しいわけではない。ただ、この10年間の思い出を残しておきたくて、こうしてエッセイを書いている。烏骨鶏の「うこちゃん」と出会ったのは、雪国のとあるペットショップだった。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談家禽類(鶏)烏骨鶏
伴侶動物コラム&体験談 名古屋コーチンと私|第一話:産む命、産まされる命 名古屋コーチンと暮らして10年になる。最初に迎えた「名古屋」はもういないが、彼女が残してくれたミームや素敵な思い出は、今も私の中で生き続けている。この名古屋コーチンという種は、とにかくおとなしい。怒ったところを見たことがない。見た目は、ぽっちゃりしていて、ほっこりとした雰囲気を持ち、後ろ姿を見ていると抱きしめたくなるような「おちり」をしている。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談名古屋コーチン家禽類(鶏)
伴侶動物コラム&体験談 岡崎おうはんと私|第一話:名古屋と岡崎の鳥たちと暮らす夢 雪国に引っ越してやりたかったことの一つに、「鶏と暮らす」という夢があった。その夢は、雪国のとあるペットショップで突然目の前に現れた。そのペットショップには、ボリスブラウン、岡崎おうはん、名古屋コーチン三種のヒナが販売されていた。港の、とあるペットショップではエキゾチックアニマルがメインだったので、ニワトリが売られているのを見るのは初めてだった。 2025.03.30 2025.05.11 伴侶動物コラム&体験談家禽類(鶏)岡崎おうはん
ファットテールジャービル マカロニマウスと私|第一話:プリプリのシッポと愛のカタチ 港のとあるペットショップで、シッポがマカロニみたいなジャービルと出会った。正式な名前は「オブトアレチネズミ」尾太荒地鼠。しかし、この名前では何やら物騒な印象を受けるからか、ほとんどの人が使わず、代わりに「ファットテイルジャービル」と呼んでいる。でも、私たちは「マカロニマウス」と呼ぶ。理由は単純で、「かわいいから」だ。 2025.03.30 2025.05.11 ファットテールジャービル伴侶動物コラム&体験談小動物・哺乳類
ジャイアントジャービル ジャイアントジャービルと私|第一話:ミームを引き継ぐもの 港のとあるペットショップで出会ったジャイアントジャービルとは、もう16年の付き合いになる。途中で遺伝子の繋がりは途切れたが、ミームは残った。私たちは、そのミームを受け継ぎ、新しいジャイアントジャービルに伝え、今に至る。新しいジャイアントジャービルと出会ったのは、雪国のとあるペットショップだった。ジャイアントジャービルは「大きめのジャービル」と分類されるが、私たちの中ではちょっと違う。大きな垂れた目、ずんぐりとした体型。この違いこそがジャイアントジャービルの本質だと信じている。 2025.03.30 2025.05.11 ジャイアントジャービル伴侶動物コラム&体験談小動物・哺乳類
リチャードソンジリス リチャ雄と私|第一話:ツンツン欲とツボマッサージ攻撃 港のとあるペットショップで、立ち上がって「キュ〜!」と鳴く子と出会った。リチャードソンジリスだ。寝ている姿は、まるでお腹を出して寝る酔っ払ったお父さんのよう。ちょっとかっこ悪いけど、その白いお腹が妙にかわいくて、ツンツンしたくなる。いつもの店員に「ツンツンしていい?」と尋ねると、「ツンツンしちゃってください」と許可が出た。ワクワクしながら大きな水槽に手を入れようとした。その瞬間—— 2025.03.30 2025.05.11 リチャードソンジリス伴侶動物コラム&体験談小動物・哺乳類