鳥類

さえずりが響く、豊かな暮らし。実体験からお伝えする、鳥たちとのやさしい時間 鳥類

さえずりが響く、豊かな暮らし。実体験からお伝えする、鳥たちとのやさしい時間

文鳥、小桜インコ。

このカテゴリーでは、私が実際に一緒に暮らしてきた鳥たちとの日々を通して、飼育の工夫や健康管理、そしてもっと仲良くなるためのコツまで、ちょっとユニーク経験を交えてお届けしています。

言葉がわかるのではないかと思える鳥達。

神の使いではないかと感じる瞬間。

そんな、鳥たちとのやさしく不思議な暮らしを、あなたも楽しんでみませんか?

伴侶動物コラム&体験談

文鳥との思い出アルバム|小さな命が教えてくれた、生きるということ

とある港のペットショップ。水槽のすみっこに、今にも命が途切れそうな文鳥の雛が、うずくまっていた。体は小さく、羽はしなだれていて、心細そうに揺れていた。でも、その姿を見たとき、「この子を連れて帰らなきゃ」と思ったのは、理屈ではなかった。この子が教えてくれたのは、“生きる”ことはただそれだけで、すでに尊く、奇跡なのだということ。
伴侶動物コラム&体験談

小桜インコとの思い出アルバム|小さな命がくれた、祈りの時間

神棚に祀ったのは、富士山頂・浅間大社奥宮様から授かった木札。その御札の前に、米と塩をお供えした。そしてある日、その神聖な米を、我が家の小桜インコがちょこんと啄ばむ。小さな嘴と小さな体で、まるで何かを感じ取っているように。まるで、“神の使い”としてそこに存在しているかのように。
伴侶動物コラム&体験談

インコと私|第一話:飛び去った思い出と、共に生きる選択

小桜インコではないが、インコを母が飼っていた記憶は強い。父が大きな木製の古い冷蔵庫を改造し、鳥小屋を作った。その中で、母は数十羽のインコを飼っていた。卵が生まれ、雛に孵り、母は毎日、割り箸の先を削った自作の餌やり棒で雛の口を開き、ふやかした餌を押し込んでいた。私はその横で、「ね〜!やらせて〜!」と駄々をこねていた。
伴侶動物コラム&体験談

文鳥と私|第一話:手乗りじゃなかった“文鳥”

文鳥との付き合いは、小学校のときからなので、長いというか、もはや腐れ縁だ。環境がよかったのか、悪かったのかそれはわからないが、私の行動範囲内に、自転車ですぐに行ける鳥と熱帯魚の店があった。そして、あの「ニワトリがソファーでテレビを見ている家」に住むお友達がいた。お友達はこのお店の常連で、ほぼ毎日通っていた。そんなある日、私もそのお店に遊びに行った。そして出会ったのが、「手に乗らない文鳥」だった。