家禽類(鶏)

鶏はただの家畜じゃない!実体験からお伝えする、賢くて愛らしい鶏との暮らし 家禽類(鶏)

鶏はただの家畜じゃない!実体験からお伝えする、賢くて愛らしい鶏との暮らし

名古屋コーチン、ボリスブラウン、烏骨鶏、岡崎おうはん。

このカテゴリーでは、私自身が鶏たちと暮らしてきた日々のなかで感じたことをもとに、飼育の工夫や健康管理、そして日常のちょっとした出来事まで、リアルな暮らしをお届けしています。

庭を歩きながら一緒に過ごす時間や、毎朝「ありがとう」と言いたくなるような卵との出会い。

そんな“家畜”という言葉では語れない、伴侶としての鶏たちとの生活を感じてみてください。

アローカナ

アローカナとの思い出アルバム|青い卵と自給自足と、静かな革命

2017年、二羽のアローカナと出会った。名前は「アロ」と「カナ」。どっちがどっちだったか、もう記憶は無い。だけど彼女たちが我が家に残した“青い卵”の記憶は、いまでもはっきりと残っている。小さな体で、毎日ひとつずつ、青い卵を産むアローカナ。それはただの卵ではなく、“自給自足”という暮らしへの静かなメッセージでした。
伴侶動物コラム&体験談

名古屋コーチンとの思い出アルバム|おちりと卵と、見守る暮らしの物語。

名古屋コーチンの“おちり”が好き。懐くとか、馴れるとか、そんなことはどうでもいい。ただ今日も卵を産んでくれるという奇跡。その奇跡を、少し離れた場所から「見守る」ということ。私たちの関係に、監視は要らない。必要なのは「観察と想像と、ほんの少しの愛」ってこと。このアルバムは、名古屋コーチンとの暮らしのなかで“見守る強さ”を教えてくれた日々の記録です。
伴侶動物コラム&体験談

岡崎おうはんとの思い出アルバム|家族になった日のことから

「この子たちって、このまま売れ残ったら、どうなるんですか?」2014年のある日、思わず口から出たその言葉がすべての始まりだった。まだ名前も知らなかった「岡崎おうはん」。その隣には、名古屋コーチンとボリスブラウン。飼う場所もないのに、「なんとかなる」と連れて帰ってきたニワトリたちは、やがて“家族”になった。小さな羽音が響くガレージハウスで始まった、不思議であたたかな日々のアルバムです。
家禽類(鶏)

烏骨鶏との思い出アルバム|ちいさな体で、すべてを受け入れて生きる

最初に、ショップで出会ったのは、名古屋と岡崎とボリスだった。次にお迎えしたのが、ショップで、ひっそりと、それでもたくましく生きていた烏骨鶏の「うこちゃん」。ほかのニワトリたちと比べて体も声も小さくて、いつも後ろの方でこっそりごはんを待っていた。だけど、雄鶏に好かれたり、卵を温める係を任されたり、いつの間にか小さな世界の中心にいた。そんな、かわいい「うこちゃん」のアルバムです。
アローカナ

アローカナと私|第一話:飛ぶニワトリと幸せの青い卵

ニワトリが飛ぶと初めて知ったのが、アローカナとの出会いだった。我が家のニワトリ小屋を開けると、そこには放牧場が広がっている。アローカナが来るまでは、1メートルほどの柵を設置し、隣の畑に入らないようにしていた。岡崎、名古屋、烏骨鶏彼らはニワトリらしく、飛べない。しかし、アローカナは違った。それを知ったのは、隣の畑のおばあさんの悲鳴だった。
伴侶動物コラム&体験談

烏骨鶏と私|第一話:白い羽の小さな茶色い卵

烏骨鶏と出会ってから10年が経ち、つい最近、その幕を下ろした。最後の烏骨鶏が死んだからだ。特に悲しいわけではない。ただ、この10年間の思い出を残しておきたくて、こうしてエッセイを書いている。烏骨鶏の「うこちゃん」と出会ったのは、雪国のとあるペットショップだった。
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名古屋コーチンと私|第一話:産む命、産まされる命

名古屋コーチンと暮らして10年になる。最初に迎えた「名古屋」はもういないが、彼女が残してくれたミームや素敵な思い出は、今も私の中で生き続けている。この名古屋コーチンという種は、とにかくおとなしい。怒ったところを見たことがない。見た目は、ぽっちゃりしていて、ほっこりとした雰囲気を持ち、後ろ姿を見ていると抱きしめたくなるような「おちり」をしている。
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岡崎おうはんと私|第一話:名古屋と岡崎の鳥たちと暮らす夢

雪国に引っ越してやりたかったことの一つに、「鶏と暮らす」という夢があった。その夢は、雪国のとあるペットショップで突然目の前に現れた。そのペットショップには、ボリスブラウン、岡崎おうはん、名古屋コーチン三種のヒナが販売されていた。港の、とあるペットショップではエキゾチックアニマルがメインだったので、ニワトリが売られているのを見るのは初めてだった。