アローカナ

【アローカナの基礎知識】伴侶動物としてのアローカナ|共に暮らすための基本ガイド アローカナ

【アローカナの基礎知識】伴侶動物としてのアローカナ|共に暮らすための基本ガイド

「青い卵を産む鶏がいるって本当?」

「アローカナってどんな鶏?」

そんなあなたへ。

アローカナは、美しい青い殻の卵を産むことで有名な南米原産の鶏です。

見た目も個性的で、頬にフワフワの羽毛(イヤータフト)を持つ個体もいます。

「ちょっと特別な鶏を飼ってみたい!」

「家庭でおしゃれな青い卵を楽しみたい!」

という方にピッタリの品種です。

今回は、アローカナと快適に暮らすための基本知識をまとめました。

1. アローカナとは?|伴侶動物としての基本知識

アローカナの基本データ

  • 分類:鳥綱 キジ目 キジ科
  • 原産地:南米チリ
  • 寿命:6〜10年(環境によって異なる)
  • 体重:オス約2.5kg / メス約2kg
  • 性格:温厚で穏やか、人に懐きやすい
  • 産卵能力:年間約180〜220個(卵の色は淡い青色)

歴史と特徴

アローカナは、南米チリの先住民マプチェ族が古くから飼育していたとされる珍しい鶏種です。
特に青い殻の卵を産むことで有名で、栄養価が高く「幸せの卵」とも呼ばれています。

美しい青い卵を産む珍しい品種
羽の生え方に個体差があり、「イヤータフト(耳飾り)」があるものも
寒さに強く、丈夫な体質で病気にかかりにくい

2. アローカナと暮らすために知っておくべきこと

必要な生活環境

アローカナは、比較的寒さに強い品種ですが、快適な環境を整えることでより健康に育ちます。
特に、運動できるスペースと清潔な寝床を確保することが大切です。

飼育環境のチェックリスト
1羽につき1〜2㎡のスペースを確保する
屋根付きの鶏小屋を設置し、風雨をしのげる環境を作る
床材は乾燥したワラやおがくずを敷いて清潔に保つ
日光浴や砂浴びができるスペースを確保する

鶏小屋の設置ポイント

止まり木を用意し、夜間に安心して眠れる場所を作る
エサや水をいつでも飲めるように配置する
掃除しやすい構造にして、清潔な環境を維持する

産卵の特徴と卵の管理

アローカナの最大の魅力は、淡いブルーの美しい卵です。
産卵数は一般的な鶏(ボリスブラウンなど)より少なめですが、栄養価が高く、黄身の濃厚な味わいが特徴です。

産卵に関するポイント
産卵箱を設置し、安心して卵を産める環境を作る
卵を食用にする場合は、清潔に保管(冷蔵庫で2〜3週間保存可)
産卵期(生後6ヶ月〜3歳頃)が最も産卵率が高い

3. アローカナの性格&特徴|あなたに合う個体の選び方

温和で人懐っこい個体を選ぶ
毛並みがツヤツヤしている個体を選ぶ(健康の証!)
目が輝いている個体を選ぶ(活発で元気な証拠)

4. アローカナの健康管理|長生きのためのケア&注意点

健康チェックポイント
毛並みがきれいで、ツヤがあるか?(ダニ・寄生虫の心配なし)
エサをしっかり食べているか?(食欲不振は病気のサイン)
歩き方がしっかりしているか?(関節の異常に注意)

よくある病気

  • ダニ・シラミ → 砂浴びスペースを作り、定期的に清掃
  • 産卵低下 → 栄養バランスの取れた食事を与える
  • 呼吸器疾患 → 湿気を避け、換気の良い環境を作る

5. 共に暮らすための心構え|あなたにとってアローカナは「家族」

アローカナは、ただの採卵用の鶏ではなく、愛情を持って育てることで人に懐く伴侶動物です。
毎日声をかけると、人に慣れやすい
エサや水の管理をしっかりして、健康を維持
産卵期以降も大切に育て、最後まで責任を持つ

6. まとめ|アローカナと幸せに暮らすために

適切な住環境を整え、快適に暮らせるようにしよう。
健康管理を徹底し、長生きさせよう。
青い卵の魅力を楽しみながら、楽しい飼育ライフを。

最後に

アローカナと共に生きる基本は、「理解(Understanding)・尊重(Respect)・愛情(Love) です。

アローカナは、飛びます。

岡崎おうはんは、1メートルを飛びますが、アローカナは1.5メートルを楽に飛び越えて隣の畑を耕します。

しかし、とても馴れるので呼ぶと戻ってくるのが、岡崎おはんとの違い。

ちなみに、卵の中身は、「黄色」です。

このまとめが、あなたのアローカナとの暮らしのヒントになれば幸いです。

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アローカナとの思い出アルバム|青い卵と自給自足と、静かな革命

2017年、二羽のアローカナと出会った。名前は「アロ」と「カナ」。どっちがどっちだったか、もう記憶は無い。だけど彼女たちが我が家に残した“青い卵”の記憶は、いまでもはっきりと残っている。小さな体で、毎日ひとつずつ、青い卵を産むアローカナ。それはただの卵ではなく、“自給自足”という暮らしへの静かなメッセージでした。
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アローカナと私|第一話:飛ぶニワトリと幸せの青い卵

ニワトリが飛ぶと初めて知ったのが、アローカナとの出会いだった。我が家のニワトリ小屋を開けると、そこには放牧場が広がっている。アローカナが来るまでは、1メートルほどの柵を設置し、隣の畑に入らないようにしていた。岡崎、名古屋、烏骨鶏彼らはニワトリらしく、飛べない。しかし、アローカナは違った。それを知ったのは、隣の畑のおばあさんの悲鳴だった。