【ジャイアントジャービルの基礎知識】伴侶動物としてのジャービル｜共に暮らすための基本ガイド
「ジャイアントジャービルってどんな動物？」
「デグーやハムスターとは違うの？」
そんなあなたへ。
ジャイアントジャービルは、大きめの体と長い尻尾が特徴の砂漠に生息するネズミの仲間です。
日本ではあまり知られていませんが、飼い主に懐くこともあり、愛嬌たっぷりの伴侶動物として人気があります。
しかし、飼育には特有のポイントや習性を理解することが重要です。
適切な環境を整え、ストレスなく暮らせるようにすることで、ジャイアントジャービルとの生活はより楽しくなります。
今回は、ジャイアントジャービルと快適に暮らすための基本知識をまとめました。
「ジャイアントジャービルを家族に迎えたい！」と思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
1. ジャイアントジャービルとは？｜伴侶動物としての基本知識
ジャイアントジャービルの基本データ
- 分類：哺乳綱 齧歯目（ネズミ目） ネズミ科 ジャービル属
- 原産地：中央アジア・中東の砂漠地帯
- 寿命：5〜8年（個体差あり）
- 体長：20〜25cm（尻尾を含めると30〜35cm）
- 性格：活発・好奇心旺盛・社交的
- 生活リズム：主に夜行性（昼間も活動することがある）
- 社交性：基本的に群れで生活するが、単独飼育も可能
生息地と自然界での生活
ジャイアントジャービルは、乾燥した砂漠地帯に生息し、地下に巣穴を掘って暮らします。
✔ 群れで暮らす習性がある（多頭飼いも可能だが相性次第）
✔ 穴を掘るのが大好き（ケージには掘れる床材を用意）
✔ 乾燥した環境に適応（湿気が多すぎると病気の原因になる）
2. ジャイアントジャービルと暮らすために知っておくべきこと
必要な生活環境
ジャイアントジャービルはとても活発で、広いスペースが必要です。
ジャイアントジャービルの住環境チェックリスト
✅ ケージは横幅80cm以上が理想（高さよりも床面積重視）
✅ 掘れる床材を使用（牧草・砂・紙製のものがおすすめ）
✅ 隠れ家やトンネルを設置（ストレスを減らす）
✅ 運動用の回し車（直径30cm以上）を設置
✅ 温度管理を徹底（20〜26℃、湿度40％以下が理想）
触れ合い方のコツ
ジャイアントジャービルは、基本的に好奇心が強く、人に懐きやすい個体が多いです。
しかし、警戒心が強い子もいるため、焦らず馴らしていくことが大切です。
✔ 最初は手からエサをあげる（匂いを覚えさせる）
✔ 無理に抱っこしない（ジャンプ力が高く、落とすと危険！）
✔ 低い声でゆっくり話しかける（安心感を与える）
✔ 夜行性のため、昼間はあまり構いすぎない
食事管理のポイント
ジャイアントジャービルは、草食寄りの雑食性で、食事のバランスが重要です。
✔ 主食：チモシー（牧草）＋専用ペレット（ジャービル用・デグー用）
✔ 副食：野菜（小松菜・チンゲン菜・人参）＋果物（リンゴ・バナナを少量）
✔ おやつは控えめに（ヒマワリの種・ナッツは脂肪分が多い）
✔ 新鮮な水を毎日交換
3. ジャイアントジャービルの性格＆特徴｜あなたに合う個体の選び方
✔ 活発に動いている個体を選ぶ（元気な証拠）
✔ 毛並みがツヤツヤしているかチェック（パサつきは体調不良の可能性）
✔ 目が輝いている個体を選ぶ（目ヤニがある個体は注意）
4. ジャイアントジャービルの健康管理｜長生きのためのケア＆注意点
ジャイアントジャービルの健康チェックポイント
✅ 毛並みにツヤがあるか？（乾燥・脱毛は異常のサイン）
✅ 食欲が落ちていないか？（食べないのは緊急事態！）
✅ 歯の伸びすぎに注意（固いものを齧る習性を活かす）
よくある病気
- 不正咬合 → 歯が伸びすぎると食べられなくなる
- 消化不良 → 野菜・果物の与えすぎに注意
- ストレス性の脱毛 → ケージが狭すぎる・騒がしすぎる環境に注意
5. 共に暮らすための心構え｜あなたにとってジャイアントジャービルは「家族」
ジャイアントジャービルは、個体ごとに性格が違い、活発な子もいれば警戒心が強い子もいます。
焦らずゆっくり関係を築いていくことが大切です。
✔ 小さな命を大切にする責任を持つ
✔ 適切な環境・食事・健康管理を徹底する
✔ ストレスを与えず、自然な生活リズムを守る
6. まとめ｜ジャイアントジャービルと幸せに暮らすために
✅ 広めのケージで快適な環境を整える。
✅ 食事管理＆健康管理を徹底し、長生きさせる。
✅ 焦らず馴らして、信頼関係を築く。
最後に
ジャイアントジャービルと共に生きる基本は、「理解（Understanding）・尊重（Respect）・愛情（Love） です。
ジャイアントジャービルは、カラージャービルよりも大きくおっとりとした性格をしています。
しかも、清潔感がありトイレなどは常に同じ場所にするので掃除は容易です。
うちの子が特別かと思っていましたが、世代を超えてもこの「おっとりの性格」は変わらないです。（親バカ）
このまとめが、あなたのジャイアントジャービルとの暮らしのヒントになれば幸いです。
