もけと私|第一話:リビングを支配したニワトリとゴールデンハムスター

もけと私|第一話:リビングを支配したニワトリとゴールデンハムスター ゴールデンハムスター
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

初めての伴侶動物は、ゴールデンハムスターだった。

長毛のゴールデンハムスターだったと記憶している。

名前は「もけ」。

もけもけと歩くから「もけ」。
もけもけとご飯を食べるから「もけ」。
食後に、もけ〜っとするから「もけ」。

どこを切り取っても「もけ」以外にありえない、そんなのんびりしたハムスターだった。

もけと私

第一話:リビングを支配したニワトリとゴールデンハムスター

第一話:リビングを支配したニワトリとゴールデンハムスター

初めての伴侶動物は、ゴールデンハムスターだった。長毛のゴールデンハムスターだったと記憶している。名前は、「もけ」もけもけしているから「もけ」長毛を引きずりながらもけもけと歩くから「もけ」。ご飯を食べる時に、もけもけと食べるから「もけ」。ご飯を食べたあとに、もけ〜っとしているから「もけ」。いつも、もけもけと、のんびりしたハムスターだったから「もけ」なのだ。ゴールデンハムスターの魅力は、このもけもけしたところだと思う。大好きなのは、ひまわりの種と誰かが言っていたけど、もけもひまわりの種が好きだった。

もけの出身地は、友達のお家だった。友達の家のゴールデンハムスターのペアが繁殖して、鼠算式に増えたことに、困った友達が、私のところに相談してきたのが始まり。その友達のお家に遊びにいくと、ニワトリがソファーでテレビを見ていた。このニワトリは、「近寄ると危険だから1メートル以上は近づかないでね?」と聞いていたので、そっと横を通りすぎた。しかし、私の通り方が気に入らなかったのか?いきなりニワトリが飛び起きて私目がけて走ってきた記憶が、40年以上たった今でも鮮明に思い出せる。

リビングで物が倒れる音が聞こえる中、友達の部屋のドアを開けた。心配になり「大丈夫なの?」と聞くと「いつものことだから」と笑っていた。部屋に入ると、中には、たくさんのケージがあり、数十匹のゴールデンハムスターが飼育されていた。「こっちからこっちの好きな子いたらもらって」といわれたので、最初に目があった長い毛のもけっとした子を選んだ。というか、その子しか起きてなかったというのが本当のところだったと思う。40年以上前の記憶なので、かなり曖昧で装飾ありだけど、ニワトリがリビングでテレビを見ているといった記憶は、強烈だったので装飾しようがない。

40年前の記憶の引き出しを開けて思い出しながら書いてみたけど、今思い出してもゴールデンハムスターの記憶よりリビングでテレビを見ているニワトリの記憶の方が鮮明で、ゴールデンハムスターの色とかあまり思えていない。聞くところによると、お祭りの屋台のヒヨコが大きくなってリビングを独占したらしいが、「なぜ?リビングで?」と友達に聞いたところ「父がニワトリに負けたから」だそうだ。

ちなみに、私は、友達の父親を見たことがない。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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