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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。
名古屋コーチンと暮らして10年になる。
最初に迎えた「名古屋」はもういないが、彼女が残してくれたミームや素敵な思い出は、
今も私の中で生き続けている。
この名古屋コーチンという種は、とにかくおとなしい。
怒ったところを見たことがない。
見た目は、ぽっちゃりしていて、ほっこりとした雰囲気を持ち、
後ろ姿を見ていると抱きしめたくなるような「おちり」をしている。
名古屋コーチンと私

第一話:産む命、産まされる命
名古屋コーチンと暮らして10年になる。最初に暮らした名古屋はもういないが、名古屋からもらったミームや素敵な思い出は私の中で生きている。とにかくこの名古屋コーチンといった種は、おとなしい性格で、怒ったところを私は知らない。見た目は、ぽっちゃりして、ほっこりして、後ろからみていると抱きしめたくなるお尻をしている。いや、「おちり」といったほうがしっくりくるかもしれない。そのぽっちゃりとほっこりした「おちり」から生まれる卵もこれまた最高なのだ。
与えるご飯によって質が変わるが、春から夏までは、ほぼ毎日産んでくれる。しかし、日が短くなる寒い冬は、産まない日の方が多い。一般的に、ニワトリは、毎日卵を産んでくれると思われている。ニワトリと暮らす前の私もそう信じていた。毎日朝に卵を産むのがニワトリと信じていたので、共に暮らすようになって、ニワトリのことを知れば知るほど、可愛く愛しくこれほどまでに人類を助けてきた家畜はいないのに、なぜ?卵を産む機械のように扱われているのだろうと感じる。しかも、卵の値段はニワトリの命の値段なのに、値上がりすると叱られる。
私も『鶏人』という屋号で卵を道の駅で販売していたので、よくわかるのだが、飼料代や経費を計算するとスーパーなどで販売されている卵の値段で販売したら大赤字となる。だから大手の養鶏業者は、『拘束バタリーケージ』を使用してニワトリを動けない状態に拘束して卵を産ませている。そう、我が家のニワトリと拘束されているニワトリの大きな違いは、「産んでいる」と「産まされている」の違いなのだ。これには、大きな違いがある。我が家のニワトリは、好きな時に、お気に入りの場所で卵を産んでいる。
しかし、『拘束バタリーケージ』のニワトリは、季節に関係なく日照時間も管理され、卵を強制的に産まされている。だから、安く販売できていることを、スーパーの安売り卵を手に取った時少しだけこのエッセイを読んだ人だけは、思い出してほしい。
今手にした安売り卵も、あなたが産んだ子供も、同じ命です。食べる時には、「お命いただきます」と感謝して食べてください。食べ終わった後には、「お命ご馳走様でした」と感謝してください。そして、「ありがとう」と立ち上がり生きてください。
あなたが今生きている血の中にニワトリの一部が加わったのですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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