「樹木たちの知られざる生活」を読んで|森と人類、時間の戦争

「樹木たちの知られざる生活」を読んで|森と人類、時間の戦争 環境問題

※このページのアイキャッチ画像は、実際の生物の写真ではなく、AIによって生成されたイメージです。

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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

「木が話している」って聞いたら、どう思いますか?

「森から声が聞こえたら怖いわ」

って思いますよね。

そしてこれは、森に通っていた小学生だった私が、56歳になって読んだ一冊の本の話。

森と人類、時間の戦争

『樹木達たちの知られざる生活』を読んで

樹木は助け合いが大好きで、社会をとても大切にする生き物だ。だが、森林の生態系を維持するには、それだけでは不充分なのだろう。どの種類の木も、ほかの種を追い出すために自分たちの生きる場所を拡大しようと力を尽くすからだ。

出典:樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 – 2018/11/6ペーター・ヴォールレーベン (著), 長谷川圭 (翻訳)

小学校の頃カブトムシを捕まえに森に入った。

木を蹴りクワガタを落とす。

木の穴の中に煙幕を突っ込んでコクワをいぶり出す。

思い出すと小さな森林破壊をやっていたわけだ。

そんな、小学生から50年経った今、この本を読んだ。

実は、恥ずかしながら、過去56歳の今まで、本を読んだことがなかった。

読んだきっかけは、「億万長者の習慣は本を読むこと」と知ったから。

読めば知識が広がり、なぜ今まで読まなかったのだろうと後悔した。

その時数冊めに手にしたのが、「樹木たちの知られざる生活」だった。

「木が会話なんて衝撃的!」なんて思わなかった。

子供の頃から知っていたからだ。

森に入るとわかることは、森は生きているってこと。

地面を歩けばカサカサと落ち葉が割れる音がする。

木を蹴れば上から虫が落ちてきて、とまって密を吸っていた昆虫がびっくりして飛び出す。

ときに、動物の死骸に出くわす時もある。

ウジが湧き骨まで見えた時もあったが、なぜか怖くもなく自然に感じたのを覚えている。

それは、森がその死骸を浄化していると子供ながらに感じたからだろう。

この時から、「森は生きてるんだ」と私のミームにメモリされたのだ。

引用を貼ったのに、とんでもないところまで話が飛んだ。

人も、助け合いが大好きで社会をとても大切にする。

しかし、樹木たちと同じく自分達の種を残すために、生きる場所を拡大する。

何が違うのだろと考える。

私は、こう考える。

時間だ。

人は、化石燃料を使った機械を使って破壊する。

しかし、樹木たちはキノコなどの菌と同盟を結んで、範囲を広げる。

化石燃料を使った機械は、タイムマシンだ。

人力でできないことをやる機械は全てタイムマシンなのだ。

樹木達は、長い年月をかけて菌と水と太陽と風を使いゆっくり範囲を広げる。

その、ゆっくりと数千年かけて広げた樹木達の領土を一瞬で破壊してるのが人類。

火を使い化石燃料を燃やし鉄を溶かし森を焼く。

もう終わりにしよう。

人類の歴史が終わる前に。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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