11年後のレッドリスト|ゼロにはできない。生きるという奇跡を守るために

11年後のレッドリスト|ゼロにはできない。生きるという奇跡を守るために 地球生物

※このページのアイキャッチ画像は、実際の生物の写真ではなく、AIによって生成されたイメージです。

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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

2014年、アダックスはIUCNレッドリストで【CR:深刻な危機】に分類されていました。

11年たった2025年、最新のステータスは、【CD:著しく枯渇した】。

つまりアダックスの状況は「消えかけた命が、砂漠の風に耐えていた」でした。

この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでくれると嬉しいです。

参考:https://www.iucnredlist.org/ja

ゼロにはできない。生きるという奇跡を守るために

2014年絶滅危惧種:アダックス【CR:深刻な危機】

アダックスはおもにその高価な肉と皮をねらった過剰な狩猟の結果,劇的に数が減ってきた。
狩猟以外にも干ばつや砂漠地帯への牧畜の展開などが、アダックスの減少の原因となっている。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / ページ 1 / ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

アダックスは、2024年12月調べで、野生個体の数が30〜90とある。

2014年4月1日時点の総人口は、約1億2714万人

2025年2月1日時点の総人口は、約1億2366万人

約348万人の減少、これは日本の数字だ。

11年間弱で、東京都の人口の約1/4に相当する人が消えたこととなる。

日本の人口も減少の一途をたどっている。

現在,野外で見られるアダックスは300頭足らずで、しかもその個体群は細かく分断されている。こジェールのテイントンマ地区にいる、約 200頭からなる現存する中で最大の群れも、石油採掘事業の影響で存続をおびやかされている。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / ページ 1 / ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

30〜90個体と1億2366万人は何が違うのだろう?

減っているには、原因があるはずだ。

アダックスにはある。

レッドリストで見るアダックスの”いま”

カテゴリ略称カテゴリ名説明
EX絶滅絶滅したと考えられる種
EW野生絶滅飼育下などで生存している種
CR深刻な危機極度に絶滅の危機にさらされている種
EN危機非常に絶滅の危機にさらされている種
VU危急高い絶滅の危機にさらされている種
NT準絶滅危惧近い将来絶滅の危機にさらされている種
LC低懸念絶滅危惧(CR・EN・VU・NT)の条件を満たしていない種
DDデータ不足十分な情報がないため評価できない種
NE未評価未評価の種

アダックスのステータス【CD:Critically Depleted(著しく枯渇した)】

最後に

これを読んで、どのように感じましたか?

「日本人とアダックスを一緒にすんなよ!」

と、激怒しますか?

「頑張ってほしいです。」

と、神に祈りますか?

感じ方は、十人十色あると思います。

しかし、動物は、1では増えない。

つがいが揃いそこに愛があって初めて増殖する。

そして、0は永遠に0だということを忘れてはいけない。

あなたの貴重な命である5分間を本当にありがとうございました。

アダックスに、あなたの5分が届くことを祈ります。

fukumomo3_photo


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