11年後のレッドリスト|海の闇に、ひとすじの光が差していた

オオガンギエイ 地球生物

※このページのアイキャッチ画像は、実際の生物の写真ではなく、AIによって生成されたイメージです。

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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

2014年、オオガンギエイ(Dipturus laevis)は

IUCNレッドリストで【EN:危機】に分類されていました。

11年たった2025年、最新のステータスは、【LC:低懸念】。

つまりオオガンギエイの状況は「海の闇に、ひとすじの光が差していた」でした。

この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでくれると嬉しいです。

参考:https://www.iucnredlist.org/species/39771/124413280

絶滅のふちから、静かに戻った海の声

2014年絶滅危惧種:オオガンギエイ【EN:危機】

オオガンギエイを絶滅危惧種保護法の対象に加える請願が何度もなされてきたが、現在までのところ却下されている。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

1980〜1990年代ごろ。

生息地の漁業による混獲が多発。

その結果、個体数が90%以上も激減。

アメリカにおけるこの種の所有の禁止や,ジョージバンクをはじめとする漁獲禁止区域の存在によって、個体数の回復が期待できる。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

1994年12月から、魚の聖域(サンクチュアリ)を作り。

生態系全体を回復させ、混獲を防いだ。

結果、個体数が15倍以上に増加。

レッドリストで見るオオガンギエイの”いま”

カテゴリ略称カテゴリ名説明
EX絶滅絶滅したと考えられる種
EW野生絶滅飼育下などで生存している種
CR深刻な危機極度に絶滅の危機にさらされている種
EN危機非常に絶滅の危機にさらされている種
VU危急高い絶滅の危機にさらされている種
NT準絶滅危惧近い将来絶滅の危機にさらされている種
LC低懸念絶滅危惧(CR・EN・VU・NT)の条件を満たしていない種
DDデータ不足十分な情報がないため評価できない種
NE未評価未評価の種

最後に

これを読んで、どのように感じましたか?

「増やしてまた取るんだろ?」

と、意地悪なことを言います?

「世界中の海に広がってほしい!」

と、魚の聖域を見守りたいですか?

感じ方は、いろいろあると思います。

しかし、魚の聖域を作れたとしても人類は神ではない。

あなたの貴重な命である5分間を本当にありがとうございました。

オオガンギエイに、あなたの5分が届くことを祈ります。

fukumomo3_photo


インスタでは、オオガンギエイたちの姿を“図鑑みたいに”並べて見られます。
ビジュアルで伝える命の物語、よかったらのぞいてみてください。
@fukumomo3_redlist

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