11年後のレッドリスト|森の幻が、声もなく追い詰められていた

オカピ 地球生物

※このページのアイキャッチ画像は、実際の生物の写真ではなく、AIによって生成されたイメージです。

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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

2014年、オカピ(Okapia johnstoni)は、

IUCNレッドリストで【NT:準絶滅危惧】に分類されていました。

11年たった2025年、最新のステータスは、【EN:危機】。

つまりオカピの状況は「森の幻が、声もなく追い詰められていた」でした。

この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでくれると嬉しいです。

参考:https://www.iucnredlist.org/species/15188/51140517

世界の欲望が、オカピの森を削っていく

2014年絶滅危惧種:オカピ【NT:準絶滅危惧】

オカピへのおもな脅威は伐採した木材の搬出と人々の移住にともなう生息地の損失である。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

金の違法採掘やコバルトの手掘り採掘のため森へ入る。

オカピの森は広大で食料は時間と共に尽きた。

生きるため、野生動物を密猟して食べる。

食肉や皮革利用のための狩猟も問題であり、ケーブルの捕縛ワナがつねに使用されている地域で急速に減少している。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

生活に困った人々は、鉱物資源を採掘して売る

コバルトや金の違法採掘と世界経済のつながりは広大。

現地の点と末端の点はつながらず線のままで円にはならない。

レッドリストで見るオカピの”いま”

カテゴリ略称カテゴリ名説明
EX絶滅絶滅したと考えられる種
EW野生絶滅飼育下などで生存している種
CR深刻な危機極度に絶滅の危機にさらされている種
EN危機非常に絶滅の危機にさらされている種
VU危急高い絶滅の危機にさらされている種
NT準絶滅危惧近い将来絶滅の危機にさらされている種
LC低懸念絶滅危惧(CR・EN・VU・NT)の条件を満たしていない種
DDデータ不足十分な情報がないため評価できない種
NE未評価未評価の種

最後に

これを読んでみて、どのように感じましたか?

「悔しかったこちら側にきな!」

と、大きな点から下は見ない?

「現地に行って知りたい…」

と、真実を見極めたいですか?

感じ方は、いろいろあると思います。

しかし、紛争に関与しない「責任ある鉱物調達」といった、企業や消費者の取り組みが重要だ。

あなたの貴重な命である5分間を本当にありがとうございました。

オカピに、あなたの5分が届くことを祈ります。

fukumomo3_photo


インスタでは、オカピたちの姿を“図鑑みたいに”並べて見られます。
ビジュアルで伝える命の物語、よかったらのぞいてみてください。
@fukumomo3_redlist

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