11年後のレッドリスト|時の中に、静かに取り残された希望

ウォレミマツ 地球生物

※このページのアイキャッチ画像は、実際の生物の写真ではなく、AIによって生成されたイメージです。

[PR] 当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています。

こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo8_com)です。

2014年、ウォレミマツはIUCNレッドリストで【CR:深刻な危機】に分類されていました。

11年たった2025年、最新のステータスは、【CR:深刻な危機】。

つまりウォレミマツの状況は「時の中に、静かに取り残された希望」でした。

この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでくれると嬉しいです。

参考:https://www.iucnredlist.org/ja

時を越えて、なお生きる木

2014年絶滅危惧種:ウォレミマツ【CR:深刻な危機】

「生きた化石」ともいわれるこの裸子植物は、ごく最近 1994年になって発見され、オーストラリアのウォレマイ国立公園内の(2キロメートルと離れていない) 2つの群落だけに限られている。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

人類は、変わることが苦手。

だけど、他の生物を変えることは大好き。

だから、未だ生きた化石のように生きられる。

恐竜の時代にまでさかのぼることができる古代からの生き残りのこの種は、ここ何千年もの間にゆっくりとではあるが、自然に減ってきてはいた。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

人類は、適応することが得意。

そのため、他の生物を変えてきた。

だけど、見た目は変わったが、中身は化石の人類。

レッドリストで見るウォレミマツの”いま”

カテゴリ略称カテゴリ名説明
EX絶滅絶滅したと考えられる種
EW野生絶滅飼育下などで生存している種
CR深刻な危機極度に絶滅の危機にさらされている種
EN危機非常に絶滅の危機にさらされている種
VU危急高い絶滅の危機にさらされている種
NT準絶滅危惧近い将来絶滅の危機にさらされている種
LC低懸念絶滅危惧(CR・EN・VU・NT)の条件を満たしていない種
DDデータ不足十分な情報がないため評価できない種
NE未評価未評価の種

最後に

これを読んでみて、どのように感じましたか?

「進化してるわ!」

と、怒りますか?

「人間中心の考えかたを変えないと…」

と、人間中心主義を変えたいと願いますか?

感じ方は、千差万別あると思います。

しかし、手に持つ槍が機関銃に代わっただけのこと。

あなたの貴重な命である5分間を本当にありがとうございました。

ウォレミマツに、あなたの5分が届くことを祈ります。

fukumomo3_photo


インスタでは、ウォレミマツたちの姿を“図鑑みたいに”並べて見られます。
ビジュアルで伝える命の物語、よかったらのぞいてみてください。
@fukumomo3_redlist

コメント